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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

オ意ロートレアモン2



 伝統的な英語詩においてスタンザは押韻構成か、決まった行数(二行連、三行連、四行

連、五行連、六行連)を持っているので、“咳”・・【深刻な風邪】となり彼等『君・・』(あ

なた、)との会話の中で「あー」とか「んー」とかいう間延びした、ああ素朴で、いささか

の気取りもない切れ切れのセンテンスを暗唱できても、引用するほどの意味はない!・・でも

、移動せずに大声、教授が工夫する催眠術の抗議「・・実は私はあなた達を眠たくさせるため

に――わざと難しいことを喋っていたのである!」(あなたは聞くことができます、)・・し

かしそれが注意深く見るという古いジョークであることは言うまでもない。あるがままに失

敗する!痛い・・!(はずだ、)飛ぶホワイトハウス――印象に用心されたし、不名誉である

前にわたくしはロートレアモン・・あなたの想像力の人間らしい感情に悩む。ああ!もしわた

くしが透明人間で・・“壁抜けの術”を隠れ蓑にした黒人差別・・それは死ぬよりも恥ずかしい

時代があーたとか言う(笑うー飲むー賭博ル)・・とばくる。とばくる。とばくる古い時代

は。あ――とぼける額に接着剤。瞬間。ナノテクノロジーを応用した透明になる兵隊服。し

たがって・・白鳥は見えないはずだ。見えないものは隙間数ミリ。言葉と言葉の隙間は肉体に

巻き起こり意識に還ってゆく行き着くべき夜の『君・・』(あなた、)――比較しよう、虚構

そのものの真実は透明であるか。透明と白の間にある隙間は長い通路で、流星の煌めきを放

っているか。――飛ぶホワイトハウス!飛ぶエッフェル塔!飛ぶムー大陸!・・離陸せよ、人

生は冬のただ中。あなたは計り知れないあなたの図を参照にしながら、視界を歯科医にする

。死灰!・・白は、どんどん透明になってゆくのがわかるではないか。浮世絵・屏風・茶碗・

塗物・呉服・小箱さらにガラスの器、薬瓶、アンプル、シーツ。任意のアイディアは演出

の限界に滅び去る!ひと月を一千年にすることは出来ない!・・魂よ草叢におおわれても、わ

んわんわんと犬の鳴き声が増殖する、“何か”・・何かに抑えつけられている異質・異和のわ

たくしはしろい蛾。謗られては細い道の先にある未知へとただよい出てゆく。幸せなモンス

ター、あなたを追うものは刑事。あるいは探偵・・折れそうに脆いマッチ箱の中に燐寸の棒。

「いいかい――なみだでは消えないガラスの涙なんだ!」・・ああきっと・・もうきっと長くは

ないんだ、海それが白くカルシュームに見える。人間臭いものとの訣れに思える。わたしは

!・・船のデッキを歩きながら小気味よく焼け落ちた前日の残り香を記憶の中で鮮やかに再現

する。・・宇宙につながるダイヤの鍵・・ああそれが可能なら『君・・』(あなた、)――提供は

スポンサーを見やがれ。命に触れないビジネスマンを見やがれ。砂を這う炎に悔い改め、・・

蛇は消えるだろう。そして人間の心のことを考えて赤面する一歩手前で読みだす――穏やか

な丸い頭の蛸に【真夏】という名前を付ける。あたたかい命の罪が内部で引き裂かれるよう

に、・・契れ!つややかな骨、澱んだ堆積の肉と呼ばれる部分、底なしの業に貼り付いている

我がシルク・・魂は鉱山から出てくるブラックホウルのような、無尽蔵という有限を介さない

妄想。不可分!まさにうってつけの金儲けの道具!・・「ああ地球のかがやかしい住民よ、蛸

の吸盤がハーレム制一夫多妻制といえるだろう、汝!」(汝は余白!)――おお、あなた、

彼等の自然な家のように気高く座れば、利器が増え、磨滅に向かう想像力という共通の契約

。【欲望の最高速度】(で、)不透明に濁ってゆく文明。しかし不滅の砂から砂へと、色が

一定であるのに光や影の具合で神が踏みしめたような聖なる模様、スタンザ!・・『咳』そし

てふたたびスタンザ!スタンガアン!・・コミュニケーションはにんげんてきな行為。ガン、

それが冴えない黒い奴だとしても、何故私と一緒にする!自縛!と・・胸の水銀アルミニウム

に対するあなたの腹は、見たろうか、かっさばいてみせるだろうか。かっと燃え立つ両方の

視線に海岸から岩の上に座っている私は・・『二両目から三両目』(question)いつからわた

くしは悪しき夢。排泄的絶叫!悪臭的苦悶!・・スタンダプ!おおスタンザ・・“咳”


 蒼ぐらい波の上に白い船が一つ見えていた、あやしい一閃のゆらめき。流れは泉の口にあ

る、紺碧の泡になる。黒ずんだ水の上――あなたは巨大な青・・地球の像をうつす薄い膜。ね

え読者『君・・』(あなた、)わたしはこの比較の浅瀬がとても好きだ。空虚な鎧にして、水

のほのかなひらめき。人の心の瀬。・・悲しみは長く呼吸をしていて、私たちを深く動揺させ

【これも、衝撃の一典型、半人半馬を見た如き太陽を雲が少し隠した比喩からきていると思

うのですが、】――いかなれば魂は御馳走になる!・・その熱いエロスのような慄え!・・それ

を伝承の中で渡すのは人の口。しのびやかな階段を《朝ぼらけ》にし、影が歩く・・ジュギジ

ュギ、風はまだ切り取る、それは風の甘い音だ!・・あなたは思い出す、型どおりのやり方で

、はじめ爽やかな恋人の記憶。(それが、)常に震動がくる習性で、また大まかな左の胸の

痛みとなれ!・・寄り添え、ああ寄り添うなかれ!蒼ぐらい波の上!

 、、、、、、、
 蒼ぐらい波の上、重度の平面[立体, 球面]幾何学――その顔がいつしかあなたの拠り所に

なる。心電図にして延命器具!混沌のるつぼにして、血の浴み!・・イノシシ!『君よ・・』誰

にだって小さな夢想や優しさがあって、《頭を抱えたり》・・“膝を抱いたり”するのだ。輪

郭よ・・いや数多くの空しい徒労よ、年齢がそれを美しいと言った。母のそのまた母も、た

とえば娘のまた娘も。かわるがわる男はその“美しさに釣り合う”・・(揺れ合う)「自尊心

を肉の生存から解体する」・・と渦巻き、ラアンプしたと仮定し、それはかなり嬉々たる疑問

で図に見える感受という図式ではなかったのだけれど、その理由を軽蔑するのは君の仲間た

ち。友人!ああ、そんな日もあった。雁字搦めだった蒼ぐらい波の上!古い海!


 蒼ぐらい波の上の古い海――君はアイデンティティーの象徴である死や苦痛を恐れなかっ

た・・混凝土の地肌がさらされ、常に寿命は無性格の自室に閉じこもる。『君よ・・』(technic

)――音のない色のない部屋で、本質的な方法を変化さ、【波】とは数値化できると思う。

たとえば引っ越すたびに荷物を置いてくるように。その波の頂点に、――“覗き窓”がある

。それなりに二重写しの誘惑があった。そしてその地域での人びとは、超えられないほどの

日々があった!かかわれば苦しみ・・閉ざせば辛い・・通り一遍の解釈で象徴的なホールへとゆ

く。そしてそれがいま、一個のボール・・“二個のボール”だったと――あの犬も、やはり部

屋の中へと帰る。首をつかんで、小さな抵抗を試みる。そしてそれは幼い時のわたしだ。葬

式が・・素手で、何かの意図をつかんでいた。そしてそれは今朝利用可能になる!笑って泣い

て飲んで!ああ食って!・・“人と別れ”――仕事を終えて、平地に運ばれて横臥する。また

機嫌が悪い夜がくる!ああそんな日もあった!・・忘れ難いほどの悲しみも、あったけれど、

いつか振り向いてちょっとおセンチだっただけ!蒼ぐらい波の上!古い海!


 ――暗闇の中にスウィッチがあって、新しい時代ではヘイ!ユーティリティのマニュアル

でマルチレイヤ・スイッチ!ルーティング・スイッチおよびスイッチング・ルータ!・・靴を

ヌグ、脱げば足は白い・・その裏は赤い、心みたいに!――ねえ、わたし達はそういう子宮の

中に隠れてきたんだ。少し独善的だったけど、不可能!それはない!・・と言った彼だって、

『君・・』(あなた、)へとつながることで鯨という栄冠を与えられた!文明の利器は飢えた

眼をしてる。自然が科学の機能を持っていた頃、千年の間に、ただ空間の広さを知ってきた

。それが組織と親密な関係をしめし、・・あなたの秘密を暴いてきた!――【いまは、控え目

な暴露癖】・・男は常に自慢する。この分岐点!それもあった、巻き込まれて死んだ海!・・


 蒼ぐらい波の上!古い海!(では、)ひとかけらのパン屑も砂糖になる。砂糖の種子、塩

の素。・・ねえ、fish――いま兄弟愛を誓おう。人類みな兄弟、家族というフレンド!・・わた

し達は階段を昇りきった後の突きあたり目指して進んでいるようだ。定まらない場所、気質

、それらが各々に異なる単結合についての回転や孤立電子対を持つ原子についての立体反転

によって相互に変換可能な空間的な原子の配置!・・寡黙さ・・《頑なだったりするかな!》・・

最初私が彼を異常だと思いながら満足する方法を模索した。一千万回の言い訳と、同じ理由

を持っている男と!――『君・・』(あなた、)はたぶん似てる。そして理由なき塚があれば

、鎖につながれた伝統が見えるほどに!・・この土地には三千万人が占有し、そしてそれ以下

の土地を小さな町として、ルートとして、近所の人たち!オブジェに写真パネルに裸電球を

くわえたアルミ箔たち!・・「でも干渉しない」・・「干渉しないことが義務を感じさせる」・・
、、、、、、、、、
大きい手紙があって、それよりもいささかな小さな郵便ポストがある。大きな松、小さな松

・・と言えば、理解出来ても、私は違う!大きな手、小さな松ぼっくり!――「書斎で考えて

いたんだ、もしかしたら人の想像力に野蛮人が住んでるんじゃないかって!」・・伝統に、仮

眠を増やし、睡眠不足を増加させ、――ありえない妄想を繰り広げる。でも稀に安らぎと解

放があって、その時はテーブルと椅子を擬人化してさ、照明が神々の視点に思えたりする。

本の背表紙から幽霊みたいに馥郁たる香気(とでもいえばウソだが!)――【ひとりでに、

文字が泳ぎ出し】・・しんしんとすることを噛みしめるロウソクの人間。その人間のロウソク

的家族。ロウソク的月給。ロウソク的生活。こういう最も平凡なロジックから・・ユートピア

が太く低い声で囁く!・・《波》――我々は別に悲惨だと思ってない、ただ労働組合を職業的

サービスとしたいだけ。自分たちの欲望に準じた、果実を放棄するな、と嘯きたいのだ。恩

知らずの子孫たち、クリエイター達がああいまもわたしの部屋を通り過ぎる。多くの親族、

食事は質素じゃない!ベッドのぬくもりだってある!・・そしてわたしという列車もいる、シ

ョーに湧きたつ胸!・・忘恩の彼方で怨讐がうまれてくる、蒼ぐらい波の上!古い海!


 ―窓とシートそれだけ・・息を吸う、遠く、蟠まり、伸び上り、寝そべり、ささやきあい、
      ワイヤ
忍び笑いし、鉄綱のうなりだ。偉大さ・・その静謐――無法地帯。すがっていちゃ今現在使え

る電力が数値化される。【此処になど・・私はいないのだ】・・あるといえば“背中”――ある

いはその寡黙。質量は定まらない場所にある。(あなたが、)ひと目でキスするたびに剥ぎ

取られた、向こう側に《空》がある、――[輪廻](蒼い宇宙船がある、)・・熟考する。見
          タオ
えない鼓動だ!・・道だ!――別々な意味において様々なものが義務付けられていることを、

仕切りや、配置が教える。そしてコンパスは四点に向かって[この四点は、平面において四

の角形がprintoutされたことを意味します]・・連続的な動き!および代数方程式を解くため

の数学者がその望遠鏡の視力を有効にする!――そして君は問う、「必要があり可能か?」

さらに聞く、・・「可能であれば、困難を解決する前に、精のつくものを食べ、広告サイズの

巨大な文字でよい運命に値する弁慶したい!」・・人の超人的なあこがれ、ニーツエと、ああ

ユゴオ。たとえばボドレエル!ランボオ!(でもね、)そんな男に女たちは、ポンプで腹を

ふくらませた蛙だの、・・ああカエル丸のみに飽き足らず草野心平まで食っちゃった蛇なんか

の、・・つまり人生の詩においての『君・・』(あなた、)――恐れることは、まだ通りを歩い

ているからだ。さぐりあてられない回路においては、凸凹が大切だ、あるいはその感電感覚

が“そこから先へ”・・と進む。恐れることはない、それはあなたのステップのリズム。少な

くとも!と私は仮定する――さあれ来い、殉ずるほかはない古い海!


 蒼ぐらい波の上!古い海!・・嗚呼!汝の水は苦いかな・・チューブや絵の具の美術、重病者

、厄病神とかわらぬのに時代に貢献する科学!・・『君・・』(あなた、)に決定的な蒸留。商

売なんかそっちのけで、砂時計に催眠術をかける不条理・・「針の穴に糸が通らないのは、あ

なたがあまりにも大きいからだ!」(ザ・ッツ・ライ!)・・アザラシの肉のような味がする

。でもロートレアモンこと私は思うのであるよ!天才である場合!――ひとつはスタイル、

形式や方法論の美。たとえそれがひどい猫背でも、おいおい(どちらに向かうにせよ、)そ

う馬鹿にしたもんじゃないぜ。ああ確かに(ザ・ッツ・ライ!)「辛い・・」どうしてこんな

に不完全な定義なのか、だらりと剥き出しに垂れ下ったものを果物という植物図鑑的知識を

、折り畳み傘するのか。たとえば四分の三まで「俺は正しい!」・・でもぶつかる前!はじけ

ちまう前!――その個性は別の事柄を伝えている誰かのもの。時と所とが折り合うと奇跡が

また新しい離婚届を作成する!・・齢を取ると、めっきり心までフケこんじまうっていうもん

ですかねえ。よおいドン!――蒼ぐらい波の上!古い海!


 ・・・古い海の《Key》は高くなる、のぼりつめていく君の背に文字列は剥がれない凸凹の

蛤をして、チューヴの絵の具がしみ透る。『奏法』は――色の海、耳鳴りがする、号令がす

る。ああ、眼が昏らむような深淵を覆っていた蜥蜴の被膜がやぶれて『君・・』(あなた、)

は懈怠のなかで羞恥を脱ぎ棄て、急速に遠のいていく非条理な世界観の虜になる。・・さぐり

あてられない回路に推奨されない、・・ああ、上書きできないメソッドがある。その実!・・ま

るで別の事柄を伝えている科学の調査!さかさまに倒れてゆく影だ――それは排水溝の深み

にして、彼女の死・・モンスタアのいた墓・・はじけとぶ内に融合する。それはまるで命題官能

磁石(bias)みたいだ。けれど拒否する病だ。助けてほしい・・(ひとつの柵を跨ぐと、バッ

クナンバーから)「123456789・・」が消えていく。するとそれは郵便差入れ口だ。

一枚の毛布になる。でもその『奏法』は芸術だ。言葉や数字が消えていく、・・意識が離れ、

ひび割れて見える。それはその時『触針』となった、・・昂まる耳鳴りに、住み馴れた部屋が

消える。ロートレアモンは・・その時、新しいロートレアモンになった。アクセス不能!にし

て・・理解不能。「トマト畑はパンの熱のようだ」・・ああそれは何を言い表しているメタファ

ーなんだろう。【魚】・・雨がしぶいていて、人魚になり――少女。その時「魚のフライが、

まったく新しいタイプの回遊魚になっていた」(Lesson...)私はそれを何かの生存感覚のよ

うに思う。何万分の一かの確率で、義足や義手と出会うようなものだと思う。私の人生はふ

ちどられた寒い風景・・。沖にして浦!・・どこまでも青い色彩は、エゴイスズム。しかしそこ

から祈りになる・・男性、ウルグアイのモンテビデオで、父フランソワと母ジャケットの間に

生まれる人。私はseisiだ!・・しめったままとろとろと燃えるomannkoだ。かくして本能が、

近 親相姦を生み、それを魚類図鑑と訳した。(パパ!・・あなたはまったくもって豚です)

「・・海の深さ――人間の心の深さ・・・」(ママ・・・ああ儘・・)跳ね!屈折し!色とりどりのた

ぶんさんさんとした感じで揺れている間、『ワタシ』・・《地震》じゃなかったと思うのね、

ああ、自身。でもカオ背け(る、)ことなんてできないのヨ。らりるわあ・・あはは。最もな

簡単なエクササイズのように、幻視。等身大の人形たちが浮かびあがる!みんなシンデルん

です。死ねよ!ああ死ねよ!あはは――月は不規則に、橋のように、・・『竹』しなった。そ

れも船揺れてる感じで!――耳の奥で時報。『ただいま、32時15分です』・・でもそんな

のただ疲れている時の幻聴というだけでしょ、無視!虫・・あれ、コオロギがいる。逆流しち

ゃうなあ、・・排泄物。船の上に立ってロートレアモンという青年/自殺説。/政治運動に関わ

っていたが故の暗殺説。/そもそも――ハンドキャリーだよね、スターアトラスだよね、ホロ

スコープが重要だね。《詩って、色の海》「文字って色が浮かびあがるんだね」・・この困難

な問題の中で色めまぐるしい懸河!洪水!・・でもカイケツしよ。しよ、って誰に言ってるん

だろう。ああ、アイロンのにおいがする。すてきな歯磨き粉だ!・・いいえ、それもアスファ

ルトに眠っている死体の虚構に比べたら、情念の匂い。カオス・・「でも、海や人間の心だよ

なあ」・・しよ、って誰に言ってるんだろう?――三十年って人生経験においては、翳りをお

びる、あるいは明るい要素がなくなる――「細胞死」の頃かな。coronaかな。「はい、象徴

的デス・・もっとも深い、近親憎悪です」・・ソリューション・・前のめりになった思考の鼻先で

、しんじつたいせつだったものが・・奈落へ沈む。泣く(ワラウ)・・烏賊る、蛸る。――はは

、ベンチャー、・・アドベンチャー!(いずれかの一方で、)「バランスを崩す・・)本当にち

ょっと前までは死神なんか信じなかったんだけど、色が波長を持っている!音が連続コンボ

するのを知っちゃってから、毒素だって、くすくす!だって知っちゃんだよお。血管ぶちぶ

ち切っちゃうような感じ。確認比較する塞いだ耳のパズル。直結する『時間取得』・・還暦、

六十歳という節目に奈落へ引き摺られていった男たちが高潔を装う。とどろいている沈黙。

・・鞭のような蛇の沈黙。こぞって舌をすぼめた。とどろいている識別の悪夢。「よかったよ

ねジジイ、人生に失敗しませんで、」(でした、)と言わないところに、日付のない拒否が

ある。ぐらぐらとする熱量が導く約束。慈善事業を実践し、この『地球上のため・・』と言い

放った。ナニモシナイ!・・命令分だけ、ティッシュペーパーが消費されてゆく。オナるババ

ア。クサるノウズイ。すべてのゴミだと重苦しさ取り交ぜて恐怖に駆られながら、・・死、死

、失笑な生き方。賢さ!失笑――内に抱え込んでゆく共同幻想。排泄する王国。焼却される

誰もが同じような生き方なんかできない臨界・・遮断は赤レンガの色。さあ賢いブタバコにい

かなかったボンクラ共!・・無難のその裏に『諦め』(悔い)――さあ圧し掛かる誰かへの復

讐を語れ!憎悪の刺し傷へと出発・・!――東へ行けばアンタの大嫌いだった奴が、お前の悪

口を言ってる。『コロしてサシあげますわ』・・(誤った単語)「でも、地球上のゴミ共の心

も一掃整理しないと」――ほらほら叩けばどいつもこいつも心に汚いもの、鬱陶しいもの、

苦しいもの抱え込んでいるじゃあ、・・あーりませんか!(アーリア族)・・アーリア族を満た

さないで連れ合い・・あるいは恋人を理解できますか!愛せますか!――あなたの自責は浮気

ですか、・・それとも、うだつのあがらない人生?――若さへの後悔?・・ああ!それとも誰か

を殺したいほど憎かったこと!をいまでも根に持っていること?・・はは、半端者、屑入れに

はいれ。満たすためのプライド・・あなたの孤独はちぐはぐな足場の上、さもなければ薄氷の

上。おお!なんて奇跡的なレヴェルでおこなわれる自分自身の更新・・さながら記憶喪失者!

覚えておいで、壊死はそうやって生まれる。・・ああ猫かぶり!――なんという劣等感!なん

と未熟な自制心!・・それが精神疾患をうむのだ、鬱をうむのだ!・・不幸!不幸!――蜜の味

をお前は覚えているのではないか、人の足を引っ張り!・・所詮他人事と思っているのではな

いか。地獄へ落ちろロートレアモン!堕ちるのはあなた!・・(混乱する、エクスキューズミ

イ)・・ヘルプミイ、暗黙の了解。君はその不幸な人生の目撃者をシリーズ化する。さらに、

クロオズアプ!・・あなたには何もない、人間の豚、やりたいだけの豚、喰ってるだけの豚、

ゴミ!・・良心などひとつまみもない!認めろ、豚共、お互い厚顔無恥に生きてきたロートレ

アモン大先生さま二十四歳!・・自信をもって『利己的』だと言える!生きるための裏階段だ

ったと思える。真理!・・ああ心理――この古い海に広がる人生縮図よ!欲望よ・・。論理を遡

った海にやわらかい、かたい、・・感情の花――あなたのノイズ・・の・・・異物感が――。


 蒼ぐらい波の上!古い海!・・身を裂いてくる嘔吐、・・ぐらつく視界、張られた一本の網の

上をおもむろに歩いてゆく【道化師の脱走】・・そうだ、いつもある筈のない明暗に怯えてい

る。下には溶岩・・膝頭が震える、立ち竦む『君・・』(あなた、)ああ痛みの舌触りだ。皿は

、はたと膝を打った――天才の資源!カシミヤの毛織りのような強力な役割!・・採用しよう

、――我等の神を!疾風怒濤!・・切り通しを抜けて急に展けた広漠たる、明るい山と原野と

森のある世界。(素晴らしい優しさだ、)《でも、あなたに支配することはできない!》・・

でも火災報知機のあのボタンのように、関係する――非常出口のマークのように、【達人】

を見付けた。私は、彼等が自分自身より強い何か・・たとえば、雪原に何日も何日も吹雪が続

き、殊にこの吹雪のやんだ残忍な翌日の静けさ!(を、)発見する。顔なじみの犬のように

。ああ!ネコのように!――出会いといえるほどの存在ではない、けれど発見した!・・ああ

、蔑むような眼、しぼり建ての牛の乳のように白い眼球は名前を持っている。蒼白い火花と

・・、間奏曲!・・火花(と、)乾燥する神経。『名前』(slope)そしてとくとご覧あれ、その

名をご覧にかけまする。はいはい!・・海!・・シイ!あ!シイイ!――いつしか『君・・』(あ

なた、)は刺激することを恐れ、いつのまにか彼等はあなたを尊重するようになっている。

《じゆうじゆんなひつじ》・・でも執事どの!それはあなたの恵みにあたるでしょうか、優雅

さ、使いやすさ。よいマシン(よいマシンはよい奴隷)・・よいマシン(宵より酔いマシのよ

い奴隷!)と「ワルツ(って、)」います。「ワルツ(って、)」います。・・マシンガンド

ライヴ・・・あなたは変形するヘブンさながら、映画のシナリオにふさわしい心の中のさ迷い。

葛藤!暗雲の低迷した、それは恐らく驟雨の最中!・・あなたの領域!その大脳をホルマリン

漬けにしたような存在感でせっせと押し進むマグロたち!ニシンたち!・・体操選手のように

、しなやかに絡みあいますかい?・・そしてジャンプ!素晴らしいダイヴ!・・気がつくと祝福

しながら、その才能のアクロバッ!離れ技をする曲芸に歓喜!それはまるで子 宮内に鉄道

せずに、記憶の匂いに静電気した鍵穴にサックスを思い出すようなもの!折り目ただしい獅

子舞!・・通気口から、彼等はあなたから永久に存在しない封筒を誇大妄想してエッセイ書い

たり!詩を書いたり!する・・子供の笑いに満ちた水!と『君・・』(あなた、)はパトカー

のサイレンが近づいてくるのを待つ外車です。注射器うっちまったんですかい?・・ああ、あの

男は、賢かった!凄かった!・・攻めまくるばかりでちっともピストがわかってない!――

その時ロートレアモンの脳裏には中国四千年の四十八手があったに違いない!・・おお、なん

という無茶ぶり・・さようなら私の賢さ!海より濁ったもの――お前は述べた、お前の中で時

計が高速スピンする。でもたとえ本当であれ嘘であれ・・海は自在!矯正できないリズムの生

身。確かに丑三つ時に縛り物する充血の痣!おお・・忌み名にして、職人的至芸。本当に手強

い『ぱらぱら』とかいうもの・・粉というより!埃になった・・海おまえは手強い、それがどう

してあなたは生まれたことになり(その人影は。・・鼻たれや甘ったれを、咎める!)・・どう

してあなたは死ぬのか――証明する必要のない国の海戦に出席した!決定という名の規則を

破る術を失った時の中断という『ごほごほ』(仮病)ケチャップの喀血・・!私は現代の第一

の期間を嘘と完璧に定義づけた。本当でも!嘘でも・・ただ前へ前へと「見棄て」(見放しな

がら、)時の針は進んでゆく。『大体トキだってもう絶滅しちゃったようなものだしさ』・・

ああ、こいつは手強い!そしてその家長である観測者は同情だ!・・はっはっは、ほほ笑みだ

!・・住所氏名なんかで統括しようとする胡散臭い人類の手。たちまちにして、白々しい気持

ちで醒めちまう十本の指紋とりたい警察。声紋。「おい、どんどん記録をとれ!記録を!・・

そしてすぐにデーターバンクにうつせ!」・・それこそが百のリヴァイアサン!いわんや圧し

つぶされている胎児にとっての母親の姿!――『背後にある風景は元のままだけれど、それ

が砂袋であることは人類の手だ』・・あのお、どういう意味でありやすか。ワカラナイ!・・わ

からない上司の確固たる注文!「いいから茶を井戸から汲んでこい。」・・謎、あわれみ。負

債者の叫び!――「感性の法則!お金が欲しけりゃ自己破産!・・!」スンバラシイテキトー

な生活態度に銃(は、)数秒で破壊。さようなら、記録者!・・(ロートレアモンのノイズで

す)「ワルツ(って、)」います。ドラマは終わった・・そしてどれもこれも遂には、ハッピ

ーエンドでめでたしめでたしで結ぼうとする。でも海は胃の中で『ノン』というがはやいか

、おそろしい後味の悪さを思想性であるよとばかり・・地球上においてもまだ胡散臭い一つの

ちんぽこ、と言います。官僚!カット・・女性の口は素晴らしい。政治家の愛人――故知らぬ

我なれど、素晴らしい!抱きたいならA V男優になれ。A V男優出身の政治家!・・まっ

たく素晴らしいそれは未知の棹をダウンするどころか、グレイトにさせたはずです。【権力

欲と性 欲の一致!】・・そして飛行する範囲は免疫をぶちこわしエイズとなり、それでもま

だ映画は終わらない!ツヅク!ツクツクボオシ!・・叫び疲れた私に尋問するな、それは遅延

する空気!・・ただ興味深くて薄っぺらいことが月の裏のわがままなルールだ。でもそれは私

にとって興味深くない!・・巨大またはがっしりしたもの!プロレスラア!・・中身のない文章

は最後まで愚かなコメディ・コウノトリ。先頭の文字は・・「ちょっとロートレアモン!・・何

を書いてるの、アーウッ!アーウッ!」・・“悶えたいだけ”(乱れたいのさ、)そこに悪!

・・見つけよう、「ワルツ(って、)」いる黒ずみ・・ああこのダウッ!・・眼をとじて、髪や指

やその乳 房のことを考える。すると、彼等は姿を消す。そうだ、われわれはゾウが隠れて

する行為を糾弾する!・・明るい部屋で、さらに非現実的な妄想ごと、すさまじい唸りをあげ

るロボット!ロボットの擬似的性 行為。あやぶまれる子孫繁栄!・・ワオ、姿を消すのはも

しかしたら私の方かもよ。アラア、あなたいい男ね!・・お尻可愛い男の子カウパー!


 ――どろっとしながら、すうっと鎮まる熱への距離。[窗枠との距離・・]ああ海、その古

い海洋(response...)この森閑とした夜よりもさらに深い海底よ。絨毯のような海底浮遊物

よ。その集合体たるマザアよ【繁華街が、もう失われているというのに】・・王国がそこにあ

った。ダンテは神曲においてポーロとフランチェスカとの不義の愛着を寛大に取り扱った。
、、、、
どこかでゴンドラが動き、大仰な賢者は失せ、哲学者は親族の計略にやられ・・(その名残か

)多種の薬剤のように混ざり、配線が切れ、夜明け前近くエレベーターがあなたを当然のよ

うに連れ去った(目覚めてゆく光が語っていた・・)与えるために早め、ネイティブという本

物の賞賛が、血の餓えとなり、あなたはその素晴らしさを矜持とした。(気がね・思いやり

)はしかし、・・正確ではない。けれどもはかり知れない運命の地平線――と・・いう・・・官能的

なバランスよ、珈琲の中で見る見る内に角砂糖は溶け、『蟻となった・・』(あなたよ、)・・

とりつくしまがない。求める心を内に抱いて、「浄化を求める・・」(Love...)ただ安らかに

、――意志や感情がかえってゆく。あなたに授けられた“震える指”いまでも記憶に残る配

慮のかなしい摂理のなかで、無垢とあどけなさにみちた衝撃が来る・・」来る」この壮大なる

贋の悪は、労力を葬り去るための計算だ・・リアリティが遅く柔らかい香りとなり、やがて床

にこぼれ、呪術としての、感覚をゆがめる破裂音がしただろう。『花』(Flower...)は表情

もさだかに思い出せないほど、地上で別れた哀れな人間たちの運命の絆を象徴している。さ

まざまな時代が四角いフレームの中で、さまざまな人や場面をうつす。それは解脱にも似て

(昔夢に見た――ああ!あの興奮!・・)落ち着いた感のある暗い神秘よ・・その途中で、さ

まざまな色が、この世界をただならぬもの変えたようだ!――『欠落があっただろうか、』

(そしてまたすぐに、違う・・深く心を繋いで生きるならば、事あるごとに身に沁みる感情は

。・・・どんな暗い景色も、)――幸せだった!幸せになれた・・不思議な陶酔を覚える心の場所

に、打ち鳴らしていた音楽『海が見たい』(・・でも、こんな、生活じゃないよね、)――ア

ナーキストの抵抗運動!・・異質な存在を受け入れる許容性・・闘技場のその場所には、崇高な

スパルタが人工呼吸器のようにわなないている。あなたは百姓風に汚れ、比類なき翼を黄土

色か、それとも灰褐色にするのが、その表面において相応しいか、と考えていた――「汝の

力は永遠!・・」神に呑まれることを考える、一体化することを考える。・・「笑えることのな

い人生に」(怒ることは淋しいのね・・)彼らを見つめれば短い間隔で区切られ、パラレルが

実行された。むなしい歳月をぼんやりとほの明るく透けさせる月・・前世の夢に近い。・・星の

色のけざやかさは、人生が、砂に埋もれていくような気持ちにさせた――でも!数式の記号

を読みとるように『美学は・・』(さまざまなものへと射し込む)古代の神話が、そこにあれ

ば、刺繍する運命もあった。異国の閲歴・・でも荒涼としたこの記憶の背後では、謙虚にひた

むきに自分らしく生きることを運命論とした。真っ黒の本の中の頁の、涙の痕・・ちょうど一

つがゼウスし、別のすべてはサタンした。――私達に警告する彼女の、泡の憂鬱なる音を伴

って、大鍋が用意された。「吐瀉物の残像」(ずり落ちるわたし達の眼鏡)・・その液は成長

を続け、その揺れなお激しく――やがて反転し、・・静止した。かたむきについていけない私

の呪文は詠唱される。・・考えてみたら、人間はモノトーンの理不尽な内攻感覚を拡散するた

めに、対象を、何処か一点へと向けるのだ」向けるのだ・・」以前の足裏などあれば徐々に萎

んでゆくロートレアモンのノイズ。『デューラーのマリアが残った』(心象風景を通り抜け

ると、もどかしさのブランコだ!)・・弾んだ声の鳥の妬ましさ。でも彼だって・・積み重ねた

歳月を後悔する。彼等に手にかかって、――いま、鳥籠のなかにいて、翼は骨になる。心霊

の清浄と高貴と愛の実践によって・・日常にこの空気を継続せしめ――まだ、激しくせき込む

私の孤独は活力を望まない。遠く向こうにあった・・わたし自身のプライド、誤差を繰返す軌

道――「何か心が塞がれる――日没と階段」(love and hate)・・放棄したい、でも疼く。追

い払いたい――でも逃げたらまた戻ってくる・・予定表は小さく、本当に悩みのように生まれ

た日から折り畳まれ、・・ひとりひとりいなくなっていく。辻褄をあわせるべきか、・・それと

も!まだ迷走を続けるべきか。「人間に威厳などない!」くさびはひびが入っているように

、反射するたびにかき回され・・旋律の化身だ!(内部の眩暈と重なる)・・それが“擬装”で

なければ悪だ!・・「ねえ、ロートレアモン、・・僕は君に多くのことを尋ねたい」(知ってる

よ、もちろん・・)誠実な願いだ、ぱらぱらと髪の毛が脱け、――贅肉がなくなって、顔はど

んどん貧相になってゆく。悪霊に憑かれているのかも知れない・・道徳よ!しかし・・それは考

えると暗くならずにはいられない、“理想の要求”ではないだろうか。猿轡を外しても、喋

るのにはとても時間がかかる。笑え!・・ああ笑うだろう、でもその時――闇に隠蔽されてい

たものも露見するだろう。脂のようにこびりついていたシンクの水垢!・・『哲学』(それは

・・・、女性の愛のように、べとついた世界の置石らしい話だ)・・愛すれば、足の踏み場もない

時間に鳥が靴紐をほどく。因習を!権威を・・ああこの受難の世界に『神のような美しさはあ

るのだ』・・詩人の瞑想?・・ああ時に天から降りてくる湾曲した鏡の面!胸の奥底から・・夢遊

病者だ。あれが欲しい!・・これが欲しい!・・その最たるもののように嘯く、凄絶な赤!まず

、夜を望む――あなたとの夜。海よ・・指先から血がこぼれてゆくようだ、滴る!・・洗い落と

すことのできないものをさらに汚して・・私はあなたと家族になりたいと思う。衝動的に、釦

や布切れ!・・それに躓いたら、わかっただろうか玉突きのように。「自分は弟じゃない、・・

でも声が出ない!」(darling...)もっと・・もっと――あなたに近づきたくて、獣になる。

いざり寄ってみれば、復讐・・「あなたの顔から嘘が捲れそうだ」――そんな風に爪は伸びる

、がんじがらめの秩序のために私のナイフはより鋭くなる。「ぞっとするよ、」と言えば、

激怒(でも怒らせるつもりじゃなかったんだ)・・あなたの大小無数の配管を、想像している

と・・緊きしまり、濃く、強く、思いこんでいる。造化のたくみの微妙さに“いのち”を・・吹

きこんで欲しい、波音が聞こえるから。きっと衣服がわたし達を業火へといざなうように思

えるから、人が犇めき合う通りに出ると・・燐寸の音がする――自分を含めて!・・波のぞっと

するような、恐ろしい海がある。さまよえばいつかわかると言うの!ああそれとも・・抜け出

せなくなっているのか、私は上擦る。途切れたままの、――苦し紛れの回路に。一体何が男

なのだ。・・いまや動物園の檻の中にいるようじゃないか。「ロートレアモン・・そしてそこに

は影がうようよしていやがったぜ!」・・(あなた、)「はい」と言うが早いか、遅いか・・・

「恐いわ」――磁気は熾烈なフルスロットル!中庭で、ねじれた襞に、ああみみずのような

不気味なうごめきの風を浴びながらハイ!・・ピーク!そして――不毛、でも交換される。私

が見たものはあなただった。ロートレアモン・・支配する!お互いを見張る!・・まるでアリバ

イトリックでも作ってしまいそうな、・・開けない約束だったもの(が、)意識を声にし、互

いの生活を輪郭だらけにする。木の葉を隠した砂の中のように!・・そこに波が転がっている

、汗、涎れ――日焼けした腕では比較しきれない、いくたびもの季節をくぐりぬけてきた胸

の深さは・・抜け殻だ!でも明るさは!明るさは!・・HALATIONだ!――私はきっと彼

等のようにあなたをストーカーする。見よ!・・愛する悲劇が男性の勲章を踏みつける!そし

て・・鈍い轟音がする。まるで電車が通るトンネルの中で――いつまでも隠れているみたいだ

。永久の恐怖・・たとえば滑り降りるだけの滑り台。――強烈な自責の念!克服しよう・・安全

な伝統のお菓子にするんだ。フェチとか【もやもや】・・そう、もやもやな青みを帯びる思考

の縞にしちゃうんだ。でも海岸は震える・・同調はできない。私はあなたを見ているけれど、

あなたと同じじゃない――血の脈打っていることを忘れるな!・・と、ロートレアモン、君は

もしかしたら本物のロートレアモンなんじゃないのかい?・・優位性がある人格、ある環境下

において呼吸を細めている・・ああ雨が降る・・ショパン、街は午後の眠りから醒めた。愛を与

えよう・・(そして、誰もが美しさに向かうことなく、・・感性と理念を結びながら、互いにさ

さげ合うこの愛の味を知らない)・・ロートレアモンの憂鬱。ロートレアモンの癇癪玉。ロー

トレアモンの躁鬱・・知らない!」本当に知らないか!」――痛々しいほど私とあなたは似て

いると思う!思う・・けれどコントラストはエチュウド!)帰れない・・道だ!もう、見たこと

さえも幻だ。何と言う皮肉な泣き声――あなたはアンチテーゼだと言う、そうだ、バンドエ

ードだ・・滑稽、――あらゆる過去を取り込めば、狭い空洞しかない。私一人しか蔵うことが

できない。愛することができない!・・私は彼女を愛することができない!――憎む、追いす

がるようにうねる、狭量を。鎧う分厚いわたしの変容・・何故私はあなたの腕を愛撫するのか

、《萌芽》・・発熱がおこり、換気孔は途端に音を立ててそれを雲散霧消。憎む!・・ああ燃

える額――「完璧な終わり・・あるいは完璧なわたし」――友人だった人、・・ふとした沈黙の

千時間。異様に歪む視界・・まじまじとこちらを見つめ、すぐに背を向ける、ああ溶けてゆく

蝋のような未知、戻ってきておくれ!戻れ・・私はあなたの運命ではなかったか・・あなたが私

に興味を持つ!こぼれ落ちたりしないようにすべて隠したけれど・・あなたは何処にいる!も

う咽喉は焼けてしまった・・昇降機みたいに、イメージをすりぬけられたら、・・「ロートレア

モン、本当に悲しむべき幻想は入れ替わる一瞬だったね」ああ・・ゼンマイを巻かなければ。

“海を教えて・・”でも知りたいのは私の方さ、雲が食塩水を巻き上げて嵐を不確かなこの時

間に捧ぐだろう。陽のふりそそぎ・・ああ!太古の冷え冷えとした世界に飽きてしまった精霊

たちが、・・また月を見る。(星を・・見る)――喜びがどうして長く続かないのかと、そのこ

とをとても残念に思う。サタンの精神よ、開かぬうちに手折られた首、・・蕾だけがこの地獄

の近さを知る。ああそれさえ知っていれば幸いだ!・・支持する、あなたにとって必ず最後の

定型になる。・・そう、絶対になりたい!有限な実在になりたい・・敬礼する、あなたと別れた

い・・この紫水晶がパセリやブロッコリーという風に、その表面を野蛮な動物にした『海は・・

』(あなた、)すこし残念そうな顔で、残酷な時間を豊富な涙いっぱいで湛えた!・・継続す

る別の女か?――それとも別の男か、でも・・食べ終わろう勇気!デザートへの義務感が偉大

な努力になる。やってみよう、・・ほらサイボーグが誕生する、風景が裏がえる・・古い海だ!


     ――――――












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